タイ渡航支援 Part.2〜センスック寮での活動〜

中央大学ローターアクトクラブの淺地真梨唯です。 私からはセンスック寮での活動を紹介します。 センスック寮には、紛争や迫害等を理由にミャンマーなど他の国から逃れてきた約60名の子供たちが暮らしています。彼らの多くは親がいなかったり、親が犯罪を犯し刑務所にいたりと様々な複雑な事情を抱えています。また、この寮をきりもりしているのは、たったの一家族であり、仕事量や出費が多く、とても大変であると話していました。

私たちはこの寮に2泊3日滞在し、伝統的な高床式の家屋に寝泊まりしました。山岳地帯であるため、昼夜の寒暖差は激しく、凍える夜を過ごしました。

この寮には、保存の効く魚の乾物・サッカーボールや大縄などのスポーツ用品・洋服・日本の伝統的な楽器の寄付や、カレーの炊き出し、また伝統舞踊と音楽のセッションを通じた国際交流を行いました。 海から遠く離れたその土地では、魚介類の流通量は限られるため、魚の乾物は非常に感謝されました。また、子供たちの生き甲斐にもなっているスポーツに用いるボール等の寄贈し大変喜んでくれました。現地の需要に即した物資寄贈ができたことに安心とやりがいを感じたと共に、子供たちの生活の様子を実際に見たことによってまだまだできることが残っているとも感じました。

国際交流では言語の壁を越えてお互いの文化を分かち合うことができました。彼らの演奏する楽器やアカ族に古くから伝わるダンスを教えてもらい一緒に踊ったり、日本の太鼓の演奏を披露したりしました。 人懐っこく話しかけてくれる子供たちは常に笑顔で、支援する側であるはずの私たちはいつも励まされていました。また、家事を率先して行ったり、周りの人に対して礼儀正しく接する彼らに初日から驚かされました。過酷な生い立ちであるのにも関わらず、今の生活を全力で楽しもうとしている彼らの姿に多くのエネルギーをもらい、彼らのために何かできることはないのか、彼らの持つ夢を応援できる方法は何かないのかと深く考えさせられました。この貴重な経験を経験として終わらせるのではなく、次の奉仕活動の更なる改善に繋げていきたいと思います。

Part.3は酒井さんが担当します!引き続きタイでの支援活動を紹介します🇹🇭

年次大会まであと79日!!

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